第6回イスタンブール調停会議が開催、チャウショール外相とグテーレス国連事務総長が出席

第6回イスタンブール調停会議が開催、チャウショール外相とグテーレス国連事務総長が出席

メヴリュト・チャウショール外務大臣は世界で発生している戦争や紛争に言及し、調停や戦争の阻止はトルコの積極的かつ人道的な外交政策の主要な焦点の1つであると発言した。


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チャウショール大臣は、「平和のための国際調停:状況評価と先見」のテーマで開催された第6回イスタンブール調停会議の冒頭で演説し、
「トルコは、国家原理として『祖国に平和、世界に平和』という概念を持つ国家である。これは、トルコ共和国の樹立者であるアタチュルクが明示したモットーとして今日でも守られている。トルコが激しい紛争地域や戦争地域にあり、中央基地の状況にあることは、この観点からも重要である。この点からわれわれも数多くの地域調整イニシアチブの中で調停や便宜の努力を続けている」と述べた。
チャウショール大臣は、10年前にフィンランドと国連と共に「平和のための調停」のイニシアチブを開始したことを振り返り、今日さまざまな大陸、地域、大きな国際組織を代表する国連調停友好グループは59の加盟者から成っていると述べた。
開幕後にナゴルノ・カラバフに関する記者の質問に対してチャウショール大臣は、
「ナゴルノ・カラバフ問題と占領されているアゼルバイジャン領問題が外交ルートや国連安全保障理事会の関連決議、欧州評議会の関連決議の枠組みで解決されることを支持しており、この解決に向けて今年(2019年)一層の努力をする」と答えた。
一方、アントニオ・グテーレス国連事務総長も「第6回イスタンブール調停会議」に出席した。
グテーレス事務総長は発言でシリア問題に言及し、この国の悲劇が8年目に突入する中でシリアの民間人が最も高い犠牲を払い続けていると語った。
グテーレス事務総長は、
「10月30日に実施された憲法委員会会合は重要なマイルストーンであった。シリア人が経験している悲劇が政治的に解決されるよう最初の一歩が踏み出され、シリア人の安全かつ尊厳ある形での祖国への帰国を容易にすることを期待する」と話した。

(2019年10月31日)

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