トルコ、ヒジャーズ鉄道の修復に関心
トルコ、ヒジャーズ鉄道の修復に関心
イスラム協力機構と経済商業協力常任委員会(COMCEC)は、スルタン・アブドゥルハミド2世時代の重要なプロジェクトの1つであったヒジャーズ鉄道の修復のためヨルダンの首都アンマンで招集された。

ヒジャーズ鉄道線を伝統的な観光から輸送業に転換させる議題が取り上げられた会合には、運輸インフラ省とトルコ共和国トルコ鉄道(TCDD)の代表者、ヨルダン・ヒジャーズ鉄道線会社のサラー・アル・ラヴジ社長と当局が出席した。
運輸インフラ省に勤務するエンジニアのハサン・アルサンジャク氏は発言で、ヒジャーズ鉄道は最古の鉄道線の1つであると明かし、トルコは鉄道輸送における経験を共有する必要があると語った。
アル・ラヴジ社長も過去20年間にトルコの鉄道輸送が大きく発展したことに注意を促し、「ヒジャーズ鉄道は地域最古の鉄道線の1つである。われわれはより速く、より安価な鉄道輸送を必要としている。ヨルダンはこの鉄道線の持続可能性を望んでいる」と述べた。
同鉄道線の修復に関してトルコから大きな関心と支援があると指摘したアル・ラヴジ社長は、地域諸国も修復に関心を示していると明かした。
スルタン・アブドゥルアジズ2世によって1900-1908年にダマスカスとメディナ間で建設された「ヒジャーズ鉄道」は、オスマン帝国時代最後の巨大プロジェクトの1つであるとされている。
(2019年9月29日)
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