アカル国防相とエスパー米国長官代行が電話会談

アカル国防相とエスパー米国長官代行が電話会談

トルコ国防省のフルシ・アカル大臣が、アメリカ国防総省のマーク・エスパー長官代行と電話会談した。


アカル国防相とエスパー米国長官代行が電話会談
国防省から出された声明によると、アカル大臣とエスパー長官代行との会談で、トルコの長距離地域地対空ミサイルシステム(S-400)の受け入れと、シリアの最近の情勢が話し合われた。
アカル大臣はエスパー長官代行に、「トルコは空からの攻撃とミサイルによる深刻な脅威に晒されており、その枠組みでS-400地対空システムを購入することが選択ではなく必須となったこと、アメリカのパトリオットシステムの提案に関する検討も続いている」と述べた。
アカル大臣は、F-35戦闘機プロジェクトは独自のプロセスを辿るべきであること、トルコがこのプロジェクトのパートナーであることを強調し、F-35 とS-400システムの相互効果の可能性について、北大西洋条約機構(NATO)も含むことができる活動グループの立ち上げのトルコの提案は今でも有効だと伝えた。
トルコの姿勢に変わりはないことをエスパー長官代行に伝えたアカル大臣は、トルコはF-35に関するすべての義務を果たしてきたと述べた。
アカル大臣は、S-400の購入によってトルコの戦略的な姿勢が変わることはないこと、二国関係が損なわれることはトルコ、アメリカ、NATOのいずれにとっても利益とはならないことを強調した。
シリア情勢についても話し合われた会談で、アカル大臣は、シリア北部に安全地帯を構築するための能力を持つ整備された適切なパワーはトルコ軍のみであると述べた。
アカル大臣は、シリア国境からの激しい攻撃に対しトルコは対策を講じざるを得ず、国民と国境を守ることが最優先事項であり、国境のすぐ向こう側で安全なアジトを求めるテロ組織にそうさせてはならないと語った。
また、会談で、二国間の対話を続けること、シリアでの安全地帯の構築について来週アメリカの代表団がアンカラを緊急訪問することで合意がなされた。

(2019年7月13日)

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